休日も呼び出し!客先常駐の30代下請けSEが転職を決めた体験談

休日出勤で休みがない客先常駐SEのあなた!

SEって本当に休日の休みがないですよね。特に下請けSEで、客先常駐なんかしていると、毎週休日出勤なんていうのもザラです。そしてそんな環境に疲れ果ててしまうSEも多いのです。

 

結果として…、

 

休日呼び出しが嫌でSEを辞めてしまった人もいるのです!

 

でも客先常駐のSEをしている人だったら、休日呼び出しは誰もが本当に嫌になるものですよね。私も本当に嫌でしたもん。

 

ということで、今回は「客先常駐のSEで休日出勤や呼び出しが嫌でSEを辞めてしまったMさん」にその実態をインタビューします。

 

私はもう聞いているだけで、過去の自分と重ね合わせて涙がでてきそうでしたw

 

男性1さん
今回も壮絶な客先常駐SEのエピソードをお願いします。
Mさん
もう当時のことは思い出したくないくらい嫌なんですけどね…。

 

転職する前の状況

男性1さん
まずMさんが転職する前のプロフィールを教えてください。
Mさん
私のプロフィールはこんな感じです。

・会社:地方の中小企業(下請け企業)
・勤務形態:客先常駐
・年齢:36歳
・性別:男
・年収:400万円弱
・担当分野:インフラ構築、アプリケーション開発
・家族:無し(独身)

となります。

男性1さん
なるほど、大体は承知しました。それではまず、Mさんの当時の状況をお聞かせください。
Mさん
当時の私は株式会社〇〇の客先常駐SEでした。

そこは大手企業が元受けをしていて、私どもは下請けSEとして雇われて常駐しておりました

男性1さん
その環境は下請けSEとしては一番辛い状況ですね。

私も経験ありますが、客先常駐の下請けSEって誰の目も届かないし証拠も残らないので、元受けから無茶ぶりさせられまくるんですよね。

ちなみにMさんはリーダーをされていたということですが、当時の給料は400万円弱なんですか?低い気がしますが…。

Mさん
当時の私は36歳でリーダー格をしており、年収は400万円弱でした。少ないように感じますが、これでも周りの下請けSEの中ではかなり良い方だったと思います。

ですが、やはり元受けSEと比べると、100万円以上給料は低かったですね

男性1さん
年収400万円弱でも、下請けSEの中では結構良い年収なんですね。地方の中小企業のSEは辛いですね。

ちなみに仕事内容はどんな内容でしたか?

Mさん
私の業務は、主にインフラ担当をしておりました。

内容とすると、主にサーバーの設計、構築、テスト、他にはネットワークなどの構築も実施しておりました。あとはたまにアプリケーションなども担当しておりました。所謂何でも屋です。

男性1さん
インフラ担当ですか…何かもう休日に呼び出される要素満載の担当ですね。ちなみに担当しているシステムってどんなのでしょうか?
Mさん
基本的に重要なシステムメインです。本当に止まってはいけない超重要システムが多いですね。
男性1さん
え!それって聞いてみたいんですけど…話せますか?
Mさん
これって言って良いのかな…?例えば勘定系とか情報系とか…
男性1さん
あ~それストップで!それ以上は結構ヤバいのでw

ちなみにお客様は厳しいですか?

Mさん
マジで滅茶苦茶厳しいですね(笑)

担当しているシステムがシステムなので、本番系どころか開発系でエラーが出ただけでも、連絡が来て対応を要求されます。

男性1さん
開発系のエラーで呼び出しとか、それは辛いですね。ちなみに休日に呼ばれることもありますか?
Mさん
はい、よくあります。まあ、

 

客先常駐のSEって土日に当たり前のように呼ばれますからね

 

平日はまだ出社しているから良いのですが、土日などの休日呼び出しは相当キツイですね。

あとは盆とか正月に呼ばれるのもきついです。

男性1さん
休日だけでなく、盆や正月も呼ばれるのですか…それは泣きそうですね。

 

転職した理由

男性1さん
それでは本題である、Mさんが転職した理由を伺いたいと思います。

色々とあったと思いますが、一番の転職原因は何だったのでしょうか?

Mさん
まず一言で言うと「休日出勤が多かったから」です。

とにかく休日に呼び出しが凄すぎて、うつ病寸前まで追い詰められたからです。

男性1さん
当時は大体どれくらいの頻度で呼ばれていたのですか?
Mさん
当時は全ての土日に呼ばれていました。土曜日の早朝に呼ばれて、対応して帰ります。そして日曜日の早朝に呼ばれて、対応して帰る。

これをほぼ毎週しておりました。

これが本当に辛くて、辛くて。いつも良い気分で寝ている2時、3時に電話が来るので起きるタイミングが最悪なんですよね。

男性1さん
それってつまり、土日の度に夜間コールがあるってことですか?
Mさん
はい、そうです。大体2時、3時に元請け企業のSEの課長から電話がかかってきて、

もしもし〇〇ですけど、今って会話できますか?

って言われて、有無を言わさず客先常駐に向かうんです。何度眠すぎて事故を起こしそうになったか分からないです。

そしてほぼ毎日出勤している状況ですので、疲れも全く抜けず、睡眠不足と疲れでどんどん衰弱していったんですよね。

男性1さん
それは辛いですね…。でも何でそんなにMさんが呼ばれるのですか?
Mさん
当時構築したシステムがあったのですが、稼働直後に担当者がノイローゼになって、いなくなってしまいました。そして、私が急遽担当者として元請けから指名されたためです。

それがボロボロの障害だらけのシステムで、とにかく毎日エラーが出ていたんですよね。その対応で毎週土日に呼び出しをされていました。

男性1さん
それはいくら何でもひどすぎますね。他にはどんな呼び出しがあったのですか?
Mさん
大体こんな呼び出しがありましたね。

・夜間ジョブが失敗したから対応して欲しい
・システムでエラーメッセージが発生しているから確認して欲しい
・ストレージのパス切れが発生したので問題無いか確認して欲しい
・作ってもらったアプリケーションでエラーになったので見て欲しい
・作業をミスしたから対応して欲しい
などなど

これらのように何かしらエラーが起こるたびに、連絡があり、確認に向かわないといけないのです。確認に行くだけでも来るまで往復1時間もかかりますからね…。

何度も他の人でも対応できないか元請けのSEに相談したのですが、全く聞いてもらえなかったです。

男性1さん
それは酷かったですね。勿論その間というのは、プライベートな時間は無かったのですか?
Mさん
全くなかったです。

私の趣味や、恋愛、全ての時間が障害対応に使われてしまい疲弊しきっていたのです

そんなことがあって、今の会社を辞めて転職したのです。

 

転職する決め手は?

男性1さん
何かお話を伺うと、休日出勤でボロボロだったのは分かりました。でも、何かしら会社を辞める決定打があったと思うのですが、何かありましたか?
Mさん
もちろんありました。それは、

携帯電話のバイブ音を聞くと吐き気がするようになったのです

当時の私は、夜間コールがひっきりなしにかかってきて、精神的、体力的にボロボロの状態でした。そして最後は夜間コールで携帯電話のバイブ音がするだけで、鳥肌が立つようになったのです。

もうそれくらい休日出勤が嫌だったのです。

男性1さん
それ分かります。あんまり呼び出しを受けると、携帯電話のバイブ音が本当に嫌いになりますよね。
Mさん
はい、もう当時は嫌いなんてものでは無かったですね。夜寝ていても、携帯のバイブ音が鳴るだけで飛び起きながら吐きそうでしたので…。

もうそこまで行ったら、会社を辞める以外は道は無かったです。

男性1さん
確かにそこまで行ったら、もうダメそうな感じがします。
Mさん
最後はもうダメになりそうだったので、バイブすら切っていました。

そうしたら、夜間コールに気づかず元請けのSEに死ぬくらい怒られました

ただ当時はもう限界だったのです。携帯のバイブ音を聞いただけで吐き気がするし、もうほとんどノイローゼぎみだったので…。

[speech_bubble type="fb" subtype="L1" icon="1.jpg" name="男性1さん"]そりゃあ携帯のバイブも切りますよね。
Mさん
結局もう限界がきて、その瞬間

もう辞めます

って言っちゃいました。

自分の会社じゃなくて、元請けSEの課長に最初に言っちゃったので、後で滅茶苦茶上司に怒られましたけどね。

男性1さん
それくらい追い詰められていたのですね。
Mさん
はい、多分うつ病寸前だったと思います。

転職して何が変わった?

男性1さん
Mさんが徹底的に追い詰められたのはわかりました。それではMさんが転職した結果、何が変わったかを伺わせてください。
Mさん
そうですね~転職したら、

休日の呼び出しが無くなって、精神的に滅茶苦茶楽になりました!

やっぱりこれが普通の会社ですよね。

男性1さん
ちなみにどんな職種に転職されたんですか?
Mさん
私はある会社の社内SEに転職しました。

休日の呼び出しが無い点、あとはもう40歳に近い点を考慮すると流石にSE以外には選択肢が無かったのです。ですので、両方を満たす社内SEに転職しました。

男性1さん
なるほど!ちなみに今のお仕事はどんな感じでしょうか?
Mさん
会社の規模は少し大きくなったため、年収は50万ほど上がりました。そして何より、

2年勤めて緊急の呼び出しが未だに0なのが最高です!

いや~休日呼び出しが無いだけで、こんなに幸せになるなんて夢にも思わなかったです。やっぱり噂通り社内SEって最高ですね。

男性1さん
社内SEってそんなに良いのですか?

ちなみに技術的な面とかで、社内SEになっても辛いところは無かったですか?

Mさん
全く無いです。客先常駐で鍛えた技術力があれば、社内SEの業務くらいは何とかなってしまいます。

ただし勉強は必要ですよ。

男性1さん
じゃあMさんの転職は成功だったってことでしょうか?
Mさん
はい、成功です。最低限休日呼び出しが無ければよかったので、給料まで増えたのは想定外の嬉しい出来事でしたね^^

 

Mさんと同じ境遇の人に一言

男性1さん
ここまでインタビューさせていただきましたが、最後にMさんと同じで休日呼び出しに悩んでいる人に対してアドバイスはありますか?
Mさん
はい、勿論あります。

それは

休日の呼び出しが嫌でしょうがないならば転職しろ!

ということです。

男性1さん
休日の呼び出しって、転職する以外解決する方法は無いでしょうか?例えば異動とか?
Mさん
私は転職以外解決できないと思います。

まず休日の呼び出しって、それを是とする起業があるからダメなのです。そしてそのような考えを持っている企業って、その考えはどうしても直らないのです。

ですので異動しても、その先で呼び出しを受けますね。現に元私の会社はSEだけでなく、営業も休日呼び出しをうけていましたので…。

結局会社を辞める以外道はありません。

男性1さん
なるほど!納得いく回答ですね。だからMさんは転職したということですね。
Mさん
そうです。結局その会社にいる限り、休日の呼び出しは無くならないのです。

 

実際の転職はどうだった?

男性1さん
最後に、実際の転職がどうだったかを伺いたいです。実際の転職活動はいかがでしたか?
Mさん
それが意外と早く決まったんです。

実際には1ヵ月くらいですぐ決まりました

自分でも意外でした。

男性1さん
1ヵ月って結構凄いですね。実際にはどれくらいの会社から内定をいただきましたか?
Mさん
3社受けて、2社受かって、その時点で残り1社は辞退しました。

そして2社のうち休日呼び出しがほぼ無いと約束してくれた会社を選んだのです。

男性1さん
それだけは絶対にゆずれないってものを取ったわけですね。ちなみに、転職のコツってありましたか?やっといて良かったことなど。
Mさん
とくには無いですが…やっぱり思い立った時に行動することですね。
男性1さん
思い立った時に行動ですか…それって何故ですか?別にいつ始めても良い気がしますが。
Mさん
それはですね、SEであればあるほど、時間の確保ができないのです。男性1さんもご存知の通り、私は休日呼び出しでとにかく時間が取れませんでした。

実は以前も転職しようと思ったのですが、忙しさを理由に後回しにして、いつまでも転職出来なかったのです。そのため今回は転職を意識した際にすぐ行動して成功したのです。

男性1さん
なるほど!ちなみにMさんと同じ状況の人にこれだけはやっておけ!ってことはありますか?
Mさん
ありますね。それは、

思い立ったら、とにかく転職サイトに登録しろ!

ってことです。転職って人生の一大イベントです。ですので、絶対に自分が譲れない条件を通さないといけないのです。私だったら、休日呼び出しがとにかく少ない会社というのが条件でした。

そのためには、多くの企業を見る必要がありました。そこで重宝したのが転職サイトだったというわけです。

男性1さん
やっぱり転職サイトは違いますか?
Mさん
全然違いますね。転職先って、知り合いを頼ったりしましたが、やっぱり転職サイトは段違いでした。一番効率が良かったし、何より自分が望む会社を見つけられましたしね。
男性1さん
なるほど!色々と説得力のあるお話ありがとうございました。

ちなみにですが、どこの転職サイトを使ったか教えてもらえますか?

Mさん
内緒ですが、こちらの転職サイトを使いました。

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こちらは登録無料で、5分で登録完了です。とりあえずで良いので、ガンガン登録して損は無いですね。

 

男性1さん
私も登録してみますね(笑)

 

まとめ

男性1さん
Mさん、本日は貴重なお時間ありがとうございました。

Mさんの休日呼び出しに過去の自分を思い出し、涙が出そうでしたよ。良かったら、今回のまとめをお願いします。

Mさん
はい、今回のまとめは以下の通りです。

  • 前職は客先常駐の下請けSEだった
  • 転職理由は休日呼び出しが嫌になったから
  • 決め手は呼び出しの携帯のバイブ音で吐き気がするようになったから
  • 転職して休日呼び出しが無くなった
  • 休日呼び出しが嫌な人は転職以外に道は無い
  • 転職するなら今すぐ転職サイトに登録すべき

 

となります。

 

男性1さん
本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。休日呼び出しで苦しんだことがものすごく伝わってきました。最後に一言どうぞ。
Mさん
今回はこんな風に語っておりますが、

実は今でも携帯のバイブ音を聞くと吐き気がするくらいトラウマになっております

それくらい私にとって、休日呼び出しというものは辛いものです。

男性1さん
実際にお話を伺っていると、本当に嫌な顔しておりましたもんね。
Mさん
はい、今でも私用で電話が鳴るだけでも嫌ですので(笑)それくらい私にとって、当時の思い出は嫌なものです。
男性1さん
その気持ち、私も、この記事を読んでいる人にも伝わっていると思いますよ^^

本日はどうもありがとうございました。

Mさん
いえいえ、私の長い話に付き合っていただき、こちらこそありがとうございました。
男性1さん
じゃあ最後にMさんから同じような境遇の人に一言!
Mさん
私と同じように、休日呼び出しで悩んでいる人がいたら、

 

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