20代下請けプログラマーをしているあなた！
プログラマーって本当に辛いですよね。要件変更は多いし、給料も安いし、残業も多いしで…。
実際に下請けプログラマーに聞いてみると、
「3年以内に70%の人がプログラマーを辞めたいと思っているのです！」
まあ実際に下請けプログラマーを体験した人にとっては、これは妥当な割合だと思います。だって、本当に辛いんですもん。
ということで、下請けプログラマーが退職する理由を解説します。
今回は私の知り合いになり切って、解説します。
プロフィール
私は下請け企業のプログラマーです。現在25歳で5年目で、まだ未婚です。
経歴は専門学校を卒業して、新卒21歳でCシステムズという会社に入りました。この会社は地方の中小企業で、従業員は40名程度です。業務内容は、大手企業から依頼を受けて、アプリケーションを作成して納品、その他はシステムを構築しております。
私の担当は、大手企業から依頼されるスクリプト作成が多いです。
その大手企業は、ある大企業のお客様でシステムのインフラ構築をしております。そのシステムで動作するスクリプト(C++で作成)を依頼され、作成して納品おります。
基本的には、朝9時30分までに出社、定時は18時00分となります。実際には毎日21時00分頃まで残業を続ける日々なので、お世辞には早く帰れるとは言えません。
ちなみに年収は約280万円と、全国的に見たら相当低いです。まあ20代ということ、あとは地方ということを考えると、これくらいの年収でもなんとかなっちゃうんですけどね。ただし将来結婚を考えたら、結構不安な気がします。
そんな中で色々なプログラマーの不満を語ります。
辞めたい理由1：要件変更が多くて疲弊する
1つ目の辞めたい理由は「要件変更が多くて疲弊する」ことです。
これは仕事として依頼されて、プログラムを作っているのですが、途中で仕様が変更されるのです。プログラマーをしている人だったら、分かるのですが、
「要件変更は本当にプログラマーを疲弊させます！」
何故かというと「要件変更＝プログラムし直し」なので、とにかく労力がかかるのです。
まだプログラムを始めたばかりならば良いのですが、テストなどを終えた後だと本当に悲惨です。最悪設計からやり直さないといけないことも多々あるのです。
ですのでプログラマーがどんどん疲弊していくのです。
本音を言うと、本来要件変更なんて許してはいけないのです。
じゃあ何で実際に要件変更が起こるのかというと、依頼発注元の大手企業と、うちの会社の上司がダメだからです。
まず依頼をしてくる大手企業が、お客様との調整ミス(もしくはわがまま)で仕様が変更になります。そしてうちの会社に要件変更を依頼してきます。その際、うちの会社が「要件変更は追加費用が必要」と伝えなくてはいけないのですが、それを言えずに受け入れてしまいます。
つまり貰えるお金は同じだけど、働く時間が増えるという状況に陥るのです。
そうすると、結局私たちプログラマーに負荷がかかるのです。ちゃんとそれくらい断ってくれよ…と思いますよね。
実際に平日彼女との約束があったのに、急な要件変更を受け入れて、彼女との約束をキャンセル。そしてその後フラれたということもあったくらいです。いい加減にしてくれよ…と思いましたね。
こうやってプログラマーが1人、また1人と減っていくのです。
辞めたい理由2：残業多すぎ
2つ目の辞めたい理由は「残業が多すぎ」ということです。
これは中小企業などではしょうがないのですが、残業が多いのです。この原因は先ほども挙げたように、要件変更などを平然と受けてしまうことなどが挙げられます。他には仕事が欲しいから、全然儲からない仕事(下手するとマイナス)でも平然と受けてしまうなども挙げられます。
そのため、
「平均で月60時間以上は残業しております」
計算上月20日なので、大体1日3時間は残業しております。ですので、早くても21時帰りと言うことです。まあ私が20代ということもあり、率先して仕事を割り振られているのもありますが、辛いです。
折角の20代なのに、早くて21時にしか帰れないなんて本当に辛いです。これだと平日の予定などが入れられないので、平日にデートするなんてまず無理なんですよね。
ですので、ちゃんと自分の時間がとりたい20代のプログラマーはどんどん辞めていきますね。まあその気持ち分からないでも無いです。
理由3：給料安すぎ
3つ目の辞めたい理由は「給料安すぎ」ということです。
中小企業、零細企業などの下請け企業はとにかく給料が安いです。冒頭で紹介しましたが、私も例に漏れず年収が280万円です。これがどれくらい低いかというと…
「月に使えるお金が4万円くらいという悲惨さです！」
まあ20代だからしょうがないかと思いますが、実際に計算してみましょう。
私の年収が280万円ということは、月20万円が12ヵ月、ボーナスが夏冬合わせて40万円の合計280万円なのです。
計算すると…月16万円くらいしか貰えていませんね。
私の場合は家賃が5万、ガス・光熱費・スマホ代などで4万円。その他車の維持費や駐車場代などで3万円。
16万-5万-4万-3万＝4万で、結局使えるお金が月4万円なのです。
月4万ですよ、月4万円！
いくら20代だとしても低すぎですよね。これだと会社の飲み会にもなかなか参加できないし、趣味に使えるお金もありません。更に月々の貯金すらできないですよね。
実際に私も5年間勤めて、貯金は50万円ありませんしね…。これからどうしよう。
だからもっとお金が欲しい20代は、下請け企業のプログラマーを辞めていきます。
理由4：サービス残業を強要される
4つ目の辞めたい理由は「サービス残業を強要される」ということです。
私の会社のように、IT系の中小企業や零細企業などは、発注元(大手企業)に対して、非常に立場が弱いです。ですので、要件変更などを受けざるを得ません。更に明らかにマイナスになるような仕事も受けないといけません。
すると社内ではどうするかというと、
「サービス残業を強要されるのです！」
もうですね、これ大変なんですよ。
IT業界ではどこもサービス残業はあると思いますが、とにかく中小企業、零細企業などの下請け企業は多いです。更に20代だと体力があるし、世間を知らないので結構強引にやれと言われたりします。
うちの会社だと「月60時間までの残業申請はOK」です。そう、残業申請はOKなので、申請しなければいくらでもやって良いということです。
ブラックですよね～。実際に私は24歳のとき、月200時間残業して、申請は60時間しか許されなかったということもありました。
これ実話ですからね。このときはマジでプログラマーを辞めようと思いましたねｗこれに対して、結構抗議したんですけどね、「じゃあ辞めろ」と言われてどうしようもならなかったです。
こんな過酷なブラック企業なので、20代のプログラマーはどんどん辞めていくのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？今回は20代の下請け企業のプログラマーの実際の話をまとめました。それでは今回のまとめです。
- 私は専門学校から新卒で下請け企業に入ったプログラマー
- 要件変更が多すぎて辞める人が多い
- 残業が多すぎて辞める人が多い
- 給料が安すぎて辞める人が多い
- サービス残業が多すぎて辞める人が多い
となります。
下請け企業の20代プログラマーなんてこんなものです。特に20代何て言うと、右も左も分からないので会社の命令に全て従わされるのが現状です。そのため私の経験上、
「20代だったら下請け企業のプログラマーなんて早く辞めた方が良いです！」
理由は色々とあるのですが、やはり20代という貴重な時間をこんな職業に費やすのが勿体ないからです。20代って本当に貴重な時間なので、とにかく仕事は自分の目指すキャリアに合うものを選ぶべきです。
ですので、あなたが今の下請け企業のプログラマーをしていて、少しでも疑問に思うことがあったら、一度転職を考えてみてはいかがでしょうか？
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